異職種座談会

WORK & PEOPLE
異職種座談会

離れた場所で働き、異なる仕事に就く4人が
この企画のために集合。担当が異なるからこそ
気づくこと、気になることを語り合いました。

  • 松田 智也

    関西営業所
    2015年入社
     

    マンション大規模修繕工事の施工管理を担当。工事の品質・原価・工程・安全に加え、居住者の方々とのコミュニケーションも重要になる点に仕事の魅力を感じている

  • 榎本 那奈美

    経営企画室
    2012年入社
     

    2018年までは人事部に在籍し、労務業務を経て採用や研修業務を担当。現在は広報や宣伝に関する業務を主としつつ、2019年10月に実施されたCI(社名、ステートメント、コーポレートロゴ)変更に関わる業務にも携わっている

  • 吸山 雄大

    統括営業本部 第2営業部
    西日本グループ
    2012年入社

    入社から5年間はマンション大規模修繕の施工管理に従事し、その後は現在の修繕工事の営業に。近畿圏の担当としてマンション管理組合への提案・受注活動を推進している

  • 崎村 誠

    新潟営業所
    青海出張所 所長
    2010年入社

    北陸地方と新潟西部を管轄エリアにする出張所の所長としてプラントのメンテナンス工事を担当。自ら案件を持ちつつ出張所の管理・運営や若手所員のサポートを行っている

研修制度が拡充してきたおかげで
社内に知り合いが増えてきた

皆さんこれまで会ったことは?

松田吸山さんは以前、僕と同じ部署に在籍していて、先輩にあたります。

吸山松田君が入社したときには、僕はすでに1人で現場を任されるようになっていたので、同じ現場で仕事をしたことはないですが、社内行事や会議ではよく顔を合わせていました。新人はまず、大型案件で複数の社員が携わっている現場に従事していますね。あと、榎本さんとは新卒の同期入社になります。

榎本私たちの代は施工管理の募集しかなくて、本来なら吸山君たちと同じ仕事に就くはずでした。ところが入社時の研修の中で、人事部の方が私の適正や希望をしっかりと見てくれて、結果的に人事部の配属になりました。本当はたまたま空きができただけかも知れませんが。笑 人事部では入社時や階層別の研修に携わっていたので、その際に崎村さんや松田さんとも面識があります。

崎村去年から始まった昇格時の研修でしたね。通常なら関わることのない、離れた拠点や職種の異なる方と一緒に講義を受けグループワークを行うので、刺激になったし視野が広がりました。

松田僕も先日その研修に参加してきました。知らない方ばかりで、初めて聞く業務もあったりして、カシワバラ・コーポレーションの仕事の幅広さをあらためて感じました。

研修制度が拡充してきたおかげで社内に知り合いが増えてきた
現場管理と営業、プラントとマンション。それぞれの仕事に独自の魅力がある

現場管理と営業、プラントとマンション。
それぞれの仕事に独自の魅力がある

松田今のところ、営業の方とは節目節目で工事の進捗状況を確認したり、何かあったときに報告する程度の接し方なのですが、吸山さんは施工管理から営業に変わって、どんなところに今の仕事の面白さを感じますか?

吸山施工管理だと1つの現場の工期が4~6ヵ月が一般的で、1年に担当できる案件は2件くらい。営業は、もちろんすべてが受注できるわけではないけれど、1年に30件ほどの案件について、現地を見て、工事工程や仮設関係の計画を立て、見積書と提案書をお客様に提出する。そのうちの10件ほどを受注して僕の担当案件となっています。現場監督ほど深掘りはできないけど、数多くの案件に関われるのが営業ならではの魅力じゃないかな。

松田 確かに同じ現場ってありませんからね。より多くの案件に関われば、そのぶんだけ知識が広がりそうですね。

マンションとプラントでも
色々な違いがありそうですが。

崎村私はプラントのメンテナンスが主な仕事なのですが、少し前、担当エリア内でマンションの大規模修繕工事があって、一部の工程を担いました。このときプラント工事との大きな違いを感じたのは、お客様対応の進め方。プラントの場合、先方の担当者は複数名いても基本的に相手にするのは1つの会社で、相手企業が他にも工場を持っていれば、そこを担当するカシワバラ社員と情報交換をすることもできます。ところがマンションでは居住者の方1人ひとりが初めて会うお客様で、どう対応すべきかにかなり神経を遣いました。

松田僕は逆に、マンションの仕事を主にしつつ、スポットでプラント工事に加わった経験があります。そこで感じたのは、工事の複雑さでした。マンションの場合、工程を決めて流れに乗り始めれば、現場監督がすべきこともわかりやすい。足場を組んで検査して塗装してと、一巡すれば完了です。ところがプラントは、場所ごとに作業の内容が変わるので、毎日のように頭を使わなければなりません。

崎村プラントには巨大なタンクや細々した装置、配管など色々な設備があって、大体3日〜1週間単位でメンテナンスしていくことになりますからね。設備ごとに計画し工事を行うのは確かに面倒な作業ですが、これを効率的にできる知識や経験、体制を築いているのがカシワバラ・コーポレーションの強みになっているのも確かだと思います。

マンションとプラントでも色々な違いがありそうですが。
マンション大規模修繕事業ならではの居住者の方への細かな気遣い

マンション大規模修繕事業ならではの
居住者の方への細かな気遣い

榎本若い社員でも扱う金額や携わる方々の規模が大きなプロジェクトを任されて、最後まできっちり納めていることに凄さを感じます。もちろん先輩社員や協力会社さんの支えがあってのことですが。あとマンションの大規模修繕では、居住者さまへの気遣いのきめ細かさにも驚かされます。

吸山工事中はマンションにお住まいの方々に多くのとご不便をおかけするので、理解を持っていただくことがとても重要です。工事の進捗状況などのお知らせチラシは、1案件で延べ40枚くらいは作って各戸のポストに投函しますからね。そのチラシも、お客様がポストを開けたときにチラシが正面を向いておくように投函するなど、かなり細かい所まで配慮していました。

松田入社して間もない頃に入った現場で、エントランスに設ける工事関係の連絡掲示板の一画に、子供さん用の落書きコーナーを設けていたことがありました。そこで居住者のお子さんが遊んでいれば、親御さんと話す機会も増える。より多くの居住者の方と親しくなることが、工事への理解を促すことにもつながるんです。

人それぞれ、仕事それぞれの
当面の目標、将来の夢

今の目標、今後やってみたいのは
どんなことですか。

崎村今の仕事の中では、部下の育成が一番の目標ですが、加えて拠点の整備を営業所なり本部に働きかけていきたいと考えています。というのも、今でも現場までの移動に片道1〜2時間半かかるのが普通。私の担当地域にはプラントだけでなくマンション改修の需要もあるので、新たな拠点を設けて対応力を高めるメリットは大きいはずです。あと個人的な目標としては、より規模の大きな案件に携わること。「大きな仕事がしたい」というのは、私の入社時からの希望だったので。

吸山常に勉強が必要だと考えています。知識を増やすことで自分の仕事も広がると思っています。必須とされる一級建築施工管理士の資格も、自分が受験資格に達した時期に最短で取得しました。それ以外の資格も積極的に取得し、知見を広げて自分への信頼を高めていきたいと思っています。キャリアについては入社時からプランがあって、40歳代までに部長職、50代までには経営層に入るのが目標です。

榎本広報の重要なミッションの1つがカシワバラブランドの確立。今回のCIの変更で、グループ会社13社のうち11社が「カシワバラ」とつく社名に変わったこともあり、グループ全体での「カシワバラ」の知名度・認知度向上を実現したいと考えています。また、社内の情報を吸い上げる仕組みを作り積極的に発信することで、社外はもちろん社内・グループ内の連携を強める力にもなりたいと思っています。

松田「松田が言っているのだから間違いない」「あいつのためにやろう」と、より多くの人に思ってもらえる人間になるのが今の目標です。それを基盤に、飛び切り腕の良い職人さんたちと強い絆で結ばれた「松田オールスター」チームをつくり、カシワバラ・コーポレーションを代表するような大規模物件を次々に手がけたいと思っています。

異職種社員座談会参加一同

※所属部署、役職、内容については取材当時のもので、現在とは異なる場合があります。

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